サステナビリティは、モルガン・スタンレーが長年にわたり重視してきたトピックです。2013年にサステナブル投資研究所（Institute for Sustainable Investing）を設⽴して以来、当社はお客様や学術機関とともに、グローバル市場および投資家を通じてサステナブルな事業への資⾦調達をサポートするなど、全社的な取り組みを進めてまいりました。

近年、私たちの日々の生活に影響を与えうる様々なリスクが高まってきているように感じますが、モルガン・スタンレーは、カーボン・ニュートラルな社会の実現といった重要課題に対して、民間部門と公的部門が協働することで解決策を見出すことができると考えています。また、金融サービスにおけるグローバルリーダーの一社として、当社が持続可能な社会の実現に向けて有益な役割を果たせると信じています。

日本においても、お客様や社員、株主の皆さまに長期的な価値を創出するESGイノベーションを提供してまいります。さらに、当社がグローバルに有する人材とESG専門家の優れた知見を駆使し、日本におけるサステナブルな社会の実現に向けた一助となるべく、邁進していく所存です。この分野における皆さまの継続的なパートナーシップに心より感謝申し上げます。

田村 浩四郎 (アルベルト)
モルガン・スタンレー・ホールディングス株式会社
代表取締役社長

ESGパフォーマンスに注力することは、当社ステークホルダーの皆さまにとってのリスクを軽減し、価値を高めることにつながります。モルガン・スタンレーは金融業界の中でも先駆けて、10年以上前にビジネスとしてサステナビリティに特化した部門を構築しました。各事業における幅広いパートナーシップを通じて、持続可能性を主要なビジネスとサポート部門に取り入れることを戦略としています。さらに、複雑なESG課題を解決し、収益機会を創出する革新的なソリューションをお客様に提供しています。また、当社の業務においても責任ある積極的な姿勢でサステナビリティに 取り組み、透明性のある開示を行っています。

モルガン・スタンレーは、気候変動や格差・不平等などサステナビリティ関連の課題に向けた取り組みに十分な資本を動員するため、お客様やステークホルダーの皆さまと連携しています。私たちはお客様や株主の皆さまにとって、長期的な価値を生み出すESGイノベーションを提供することに注力しています。